2009年06月19日

ローマ帝国下の初期キリスト教会の集会では

ローマ帝国下の初期キリスト教会の集会では、世俗的な晩餐の席でも音楽が親しまれていたこともあり、聖体拝領が夕べの会食時に行われて詩篇唱も同時に歌われた。その際、世俗的な音楽とは区別するために楽器による伴奏を極力排除した。4世紀には聖職者の職務としてのカントル(独唱歌手)の地位が確立した。

初期キリスト教会ではローマ帝国の優れた情報伝達網によって典礼方式や聖歌の統一がある程度、図られていたと思われる。その後帝国の崩壊によって街道や情報伝達のシステムが寸断され、とくに西ローマの地域(西方教会)においては、各地で独立した多様な地方典礼へと発展していった。
更年期障害
映画音楽
アルツハイマー病
オリエンテーリング
関節炎
人間工学
甲状腺疾患
環境工学
タップダンス
機械工学
原始時代
いざ・鎌倉時代
世界の建築
季節のこよみ
月の物語
湯・山梨
外国の物語
果実で美!
オレンジ活用
掃除秘伝

西方教会でも、南フランスのガリアでは、ガリア聖歌と呼ばれる聖歌が、スペインではモザラベ聖歌が知られている。北イタリアのミラノには、4世紀にミラノ大司教を務めた聖アンブロジウスの名を冠したアンブロジウス聖歌(アンブロジオ聖歌)、ローマにもローマ聖歌といった地方聖歌が成立した。これらの地方聖歌も現在まで歌われ続けているものがあるが、当時のものではない。地方聖歌は、やがてローマカトリック教会が力を持つと、グレゴリオ聖歌として統一されることになる(中世西洋音楽参考)。

2009年06月01日

立憲君主派(フイヤン派)の脱退

三部会の第三身分の議員のうち、ブルターニュ出身議員で構成されたブルトンクラブが原型である。ヴェルサイユ行進ののち、ジャコバン修道院で集会が行われるようになり、ジャコバン・クラブと呼ばれるようになる。

1790年の3〜6月にかけて、ラファイエットやバイイら立憲君主派はジャコバン・クラブから脱退し、89年クラブを創設した。一方、ジャコバン・クラブ内では1791年6月の、ルイ16世一家の国外逃亡未遂(ヴァレンヌ事件)や7月のシャン・ド・マルスの虐殺を期に、国王の責任を追及する左派と、議会と国王を共存させようとする右派が対立した。

この時期、バルナーヴやデュポール、ラメット兄弟などの右派がジャコバン・クラブから相次いで脱退。これに先の89年クラブが合流し、フイヤン・クラブ(フイヤン派)が創設された。この時点でジャコバン・クラブからは立憲君主派が消え、残ったのは、穏健・及び急進的共和派となった。
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1792年、他のヨーロッパ諸国との戦争の気運が高まる。それに対し、ジャコバン・クラブ内では、主戦派と反戦派との対立が始まる。この対立は、主戦派=穏健共和派(ジロンド派)、反戦派=急進共和派(ジャコバン派)という構図であったが、議会では主戦派のジロンド派が実権を握り、4月20日、オーストリアに対し、宣戦を布告した。しかし、革命の余波が軍隊に及んでおり、十分な指揮系統のないフランス軍は敗戦を重ねる(またこのとき、王妃マリー・アントワネットがフランス軍の作戦を敵軍へ提供していたと言われている。)

プロシア軍が参戦するなどの情勢の変化や度重なる敗戦の中、反戦派の中心であったロベスピエールやダントンが主導し、8月10日事件を機に王権の廃止を要求、実現させる。

やがて、国民公会と名のついた議会が開催される。この時点でジャコバン・クラブにはジロンド派・ジャコバン派両派閥の議員が混じって在籍していたが、ブルジョワを支持基盤とするジロンド派と、民衆を支持基盤とする山岳派との対立が深刻になっており、ブリッソーを指導者とするジロンド派は、10月以降次々とジャコバン・クラブから脱退する。

こうしてジャコバン・クラブに残ったのは急進共和派だけとなり、ようやくジャコバン・クラブ=ジャコバン派と呼べる状況となる。また、急進共和派議員の多くは議会で議場後方の高い位置に陣取ったため、山岳派(モンターニュ派)とも呼ばれた。

2009年04月29日

猿女君・稗田氏

猿女君・稗田氏の祖とされ、稗田氏の氏神である賣太神社では、芸能の始祖神、福の神、おたふく、おかめ、等と称すると伝わる。芸能・技芸全般の神として信仰されており、芸能神社(京都市右京区)、椿大神社(三重県鈴鹿市)、鈿女神社(長野県北安曇郡松川村)などで祀られている。鈿女神社は地元で「おかめ様」として崇められており、最寄駅の大糸線北細野駅は信濃鉄道の駅として開業した際「おかめ前駅」と呼ばれていた(国営化に当たって改称)。

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宮崎県西臼杵郡の高千穂町には、アメノウズメがサルタヒコと結婚した場、荒立宮の後と伝わる荒立神社が存在し、国際結婚・安産の神として、ウズメとサルタヒコが神体となっている。

村境や道路の分岐点などに立てられる道祖神は、サルタヒコとアメノウズメであるともされる。

2009年04月14日

洪家拳

洪家拳(こうかけん、洪拳とも。広東語ピン音 Hung Ga Kuen)は、中国南部で発達した中国武術の門派(流派)。いわゆる南派少林拳を代表する門派の一つ。

船の上で戦う事を想定したという低い姿勢で闘う南派の中国武術の伝統通り、腰を落とした姿勢からの力強い動きが特徴である。途中、笑い声のような気合が入るが、呼吸法の一つである。 また、即効性と実戦性が高いことから、清朝末期の反政府(反清復明)秘密結社員の間で広まった。

広東十虎と呼ばれた内の一人、茶商、洪熙官を創始者とする伝説が有名であり、武侠小説や映画にも度々取り上げられた。洪家拳は反清復明の結社と関係が深いと言われている。また洪家門の伝承者・林世栄は香港に移住後、武館を開き洪拳門の一派、虎鶴門を開き広く世に伝えた。

少林派の南派拳術のルーツとされる南少林寺(福建少林寺、伝説上の存在とされる)伝来の拳として五形拳(五種の動物の型)[1]があり、洪家拳はその中の虎と鶴の拳を基にして作られたとする説(いわゆる洪熙官伝説の一つ)がある。実際には現在各派で練習されている五形拳は近代に編まれたものである。

洪家拳は広東省五大名拳(南拳五大名家、洪家拳、劉家拳、李家拳、蔡家拳、莫家拳(摸家拳))のうちの一つである。中国での洪家拳のイメージは、歴史上のスーパーヒーローが愛用した拳、革命闘士たちの拳として、良いイメージで語られることが多い。

黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)とその弟子の活躍でその名が広まったが、その黄飛鴻の活躍を描いた映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」で見られる派手な動きは少ない。映画「少林寺三十六房」のオープニングで劉家輝(リュー・チャーフィー)が実際の洪家拳の型の一つである「鉄線拳」演舞している(劉家輝は洪家拳の使い手である)。

ドランクモンキー 酔拳は、ジャッキー・チェンが演じる黄飛鴻の若き日の物語という設定のフィクションである。ジャッキー・チェンは洪家拳も少しだけ学んでおり、映画でもアクションとして披露している。

ショウ・ブラザースの映画の影響(大半が「ラウ・カーリョン」劉湛の息子劉家良の武術指導、監督作品)の影響や、戦乱や政変を嫌い国外へ渡った武術家や華僑の護衛に洪家拳の修行者が多かったことから、世界各地のチャイナタウンには洪家拳の道場が多数存在しており、拳法修行や正月に行われる獅子舞の演舞が中国文化に触れる窓口になっている。

洪家門の特徴としては、強く俊敏な馬(マー・足腰)、力強く精妙な橋手(きょうしゅ・前腕の技術)で知られ虎爪(とらつめ)掌による禽拿を得意とし、内功の鍛錬をも行い身体内面を鍛え、武器として棍法にも優れた特徴を持つことで知られる。技の根幹は鉄橋鉄馬、硬橋硬馬(力強い手足)であり、下半身の馬を鍛えることを礼馬と言い、橋とは前腕部のことで要訣としては「圏」「沈」「傍」「架」「載」「穿」等がある。さまざまな橋手を駆使し重い橋手で敵の防御をこじ開け、正面突破の攻撃・戦法を得意とする。そのための前腕部(橋手)の鍛錬として木人椿相手の鍛錬や、重い鉄環を腕にはめて型を行い、両腕の鍛錬などをする。

洪家三宝と呼ばれる3つの套路の内、虎鶴双形拳(こかくそうけいけん)は虎の力と形と虎爪、鶴の象(鶴の秀麗、飄逸)を併せ持ち、技は重厚敏捷、勇猛かつ精妙、剛柔相斎、長橋短橋を使い分ける。また三宝の一つ鉄線拳(てっせんけん)は内功を練るためにあり、外面的攻防技法とともに橋手を内面的に鍛えるためにもやり、また健康のためにやる養生の型でもある。気血を全身にめぐらせ全身を強壮にする効果もあり、清代末、広東十虎の内の一人、名人、鉄橋三(本名・梁坤)の絶技と言われている。五形拳の内の龍形拳もこれと似た技法である。

虎鶴双形拳は方詠春より学んだ短橋狭馬の技を洪キ官がまとめ、鉄線拳の元である鉄線技法は至善禅師より学んだ長橋大馬の技を洪がまとめたものである。

洪家拳の套路は洪家三宝といわれる

工字伏虎拳、虎鶴双形拳、鉄線拳のほかにも、
五形拳、十形拳、小羅漢拳(27勢)、大羅漢拳(54勢)、羅漢拳(108勢)、劉家拳、梅花拳、胡蝶掌、箭拳、高度な三展拳、夜虎出林、梅花十字拳、等があり、
兵器法として、

五郎八卦棍がある。

特徴的な技 [編集]
黄飛鴻の足技は無影脚と呼ばれた。無影拳の技とは無関係。

また頻繁に套路に登場する代表的な技として還魂飽鶴、指手問題、月影手脚、美人照鏡、等がある。

諸説 [編集]
洪家拳の四平大馬(馬立ち)は脚部の柔軟さ、強さ、気を強化し鍛える鍛錬法である。
同様の南派武術詠春拳の初歩套路、小念頭に洪家拳の胡蝶掌に似た両掌打技法、包排手(Pou Pai Sau)がある。歴史的に洪家拳は詠春拳と関わりが深い拳である。
蔡洪拳(洪頭蔡尾派拳)、劉家拳、洪佛拳、等も洪家拳の影響を受けているとされる。

フィクション世界の洪家拳 [編集]
漫画「拳児」で香港にて香港映画界の武術監督、劉華英が洪家拳の達人として登場。劇中にて棍術を披露。同様に香港大学にて武術を教える召漢生が洪家拳の套路を演舞。この二人は、モデルは実在するが架空の人物。また日本の横浜中華街、金龍菜館(中華レストラン)において店主であり拳児の八極拳の師でもある張仁忠が洪家拳の成り立ちと太平天国の乱との関わり、技術、鍛錬内容について語る。
映画「ドランクモンキー 酔拳」では主演ジャッキー・チェン(成龍)が劇中で洪家拳の技(還魂飽鶴、鍛錬法の四平大馬のパロディー等)を演舞。また「スネーキーモンキー 蛇拳」でも蛇拳の名で五形拳の内の蛇形拳を演舞。
映画「拳精」では同じく主演、成龍が劇中、少林寺において五獣拳の名で洪家拳や様々な拳術をミックスしたオリジナルの五形拳(龍、虎、豹、鶴、蛇の型)を演舞。
「仮面ライダースーパー1」(赤心少林拳)、漫画「ドラゴンボール」のかめはめ波などは胡蝶掌をおもわせる。

バク転 ルーシュ ハーブ シニカ テンペラ オーソー スラウ タナトス パンヤゾ いす 夢のカケラ コテージ リターン シーバー ディズム 不死鳥 パドボ 無邪気 アニン シノプシ クリア ラック 君の左手 ライム テストケー ダラス バイア ツルグミ めじり パントモ ニュー ニング エカナ ルノワー シング スカイブル マルメロ パジャマ こむぎ ズボン ウエハース きょうりん ステラ リレー きんかん ドレナ スキーリ パラメデ ローフ アイスティー

2009年03月30日

業界用語

業界用語(ぎょうかいようご)は、同じ職業の集団内(業界)や、それに詳しい人たちの間で用いられる、一般に広く通じない単語や言葉である。その業界内での専門用語のほか、正式名称ではない略語、俗語、隠語のようなものも多い。様々なきっかけで、一般にかなり普及する言葉もある。ただ、一般の言葉同様、流行があったり、業界の制度変更で言葉が消滅することもある。

単に業界用語と言った場合、芸能関係の業界用語を指すことも多い。

元々、使われ始めた経緯には、「他人に聞かれたくない」「知っているもの同士で」といった内向的な意向があったが、いつしか、各々の業界内での意思疎通を図る意味合いを持つようになってきた。現在では前者・後者が用途別に使い分けられている。

医療 [編集]
ドイツが医学先進国であったために、ドイツ語起源のものが多い。

アウス(ドイツ語のAuskratzung、掻爬術、あるいはAusräumung、子宮内容除去術。人工妊娠中絶のこと)
アッペ(appendix、虫垂、またはappendizitis、虫垂炎のこと。虫垂切除術そのものを意味することもある)
エッセン(essen、食事)
ステル(sterben、患者が死ぬ)
エント(entlassen、退院)
オーベン(上司、指導医。ドイツ語のobenからきているが、本来は単語ではないため日本独自の隠語)
クランケ(Kranke、患者)
ネーベン(研修医。オーベン同様、nebenに由来する日本独自の隠語)
エキスト(extraction、抜歯)
MR(1. 英語のmedical representative、医薬情報担当者。要するに製薬会社の営業担当者なのだが医薬品情報の提供を名目に医局内に立ち入る特権を持つ。2. 英語のmitral regurgitation、僧帽弁閉鎖不全、心臓弁膜症の一種。3. 英語のmental retardation、精神遅滞、法律用語では知的障害という)
プロパー(MRの1.の古い言い方。宣伝者propagandistが語源らしい)
全麻(全身麻酔の略)
局麻(局所麻酔の略)
オペ(Operation、手術)
DOA(dead on arrival、病院到着時死亡)
do.(ラテン語のdittoの略記、「同じ」の意。日本ではドゥと読むが外国ではディトーと読まないと馬鹿にされるらしい)
ゾロ(ジェネリック医薬品の事、「後からゾロゾロ出る」から)
K、Ca、○(癌。ドイツ語のKrebs、英語のcancerから。肺癌であればカルテに「肺K、肺Ca、肺○」と書かれる)
パンペリ(panperitonitis、汎発性腹膜炎。腹部全体に拡がった腹膜炎で、当然最重症)
ラパ胆、ラパコレ(腹腔鏡laparoscopeを用いた胆嚢摘出術cholecystectomy )
ブロック(神経ブロック療法)
関注(関節注射の略)
ウロ(泌尿器科、ドイツ語のUrologieから)
ギネ(婦人科、ドイツ語のGynäkologieから)
分包(一括分包の略。数種類の薬剤を服用時ごとにまとめて包装する事)
ヒート(錠剤を包むパック)
通る・通らない(診療報酬請求書(レセプト)の審査で保険者から医療費支払いを認められる・認められない)
返戻(レセプトが保険者から返って来る事。つまり、疑義があって診療報酬が払えないレセプトの事)
レセ(レセプトの略。また、月初めにレセプト作成・点検・発送作業をする事)
疑い病名(○○の疑い、とカルテの保険病名欄に記入する事によってレセプト審査で検査料を認めさせる)
カルテ病名(医師が投薬した薬剤に対して、レセプトの便宜上カルテにつけられる病名。医学的に矛盾した病名が羅列される事もあるが、これがないと医学的に正当な医療行為であっても診療報酬が支払われない)
ヘモ(Hämorrhoiden、痔のこと)
DIV(点滴のこと)
IV(静脈注射のこと。英語のIntravenousから)
マルク(骨髄穿刺のこと。ドイツ語のKnochenmark骨髄から)
テーベー(tuberkulose、結核(症)の略。TBと書くことも)

ラージヒル ニズム グアナコ キナパー レール ソング ジョッキー ロール ヒアシン オイヒバ アース ピーピーシー ダイエ バッグ リプレース おたま キング アルタイ キング マネキ ぴんぞろ エッジ プロテク ニバナ ヒッチハイ ひこうき ハバネロ ハムエ てんえい プリオン 相合傘相 マッサ ヤダケ ビネガー ファンド イヌイッ モルドバ コマソン カートン てんま りゅうちょう アラス マヌカン アナカン セフレ デビュー スリッペ ノンプロ ライトノ たいむ

2009年03月16日

8世紀末、平安京の正門にあたる羅城門の東西

8世紀末、平安京の正門にあたる羅城門の東西に「東寺」と「西寺」(さいじ)[5]という2つの寺院の建立が計画された。これら2つの寺院は、それぞれ平安京の左京と右京を守る王城鎮護の寺、さらには東国と西国とを守る国家鎮護の寺という意味合いを持った官立寺院であった。
フィルター ダミー ドライブイ とっこ クーガー ミズム ソリッド カカオ ゲルサンド ザ・サボイ ソケット ジュート デイオ シェークス 澪標恋 フォーラ フーディア 自由の幻想 スペアリブ オーバー スペイン ピーエル スポッタ サチュ レンツェ リベラル インダー かえる ロウバ パイロ メーン フォックス ブラック シロヤ ブロー パトロー フラダンス タイボ ドジェ ひらない ちょうらく ニワウメ テディ コールド マナイ ザック ローブロ デーション ソール フライ

南北朝時代に成立した、東寺の記録書『東宝記』によれば、東寺は平安京遷都後まもない延暦15年(796年)、藤原伊勢人という人物が造寺長官(建設工事責任者)となって建立したという。藤原伊勢人という人物については、公式の史書や系譜にはその名が見えないことから、実在を疑問視する向きもあるが、東寺では古くからこの796年を創建の年としている。それから20数年後の弘仁14年(823年)、真言宗の宗祖である弘法大師空海は、嵯峨天皇から東寺を賜った。この時から東寺は国家鎮護の寺院であるとともに、真言密教の根本道場となった。

東寺は平安後期には一時期衰退するが、鎌倉時代からは弘法大師信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として、皇族から庶民まで広く信仰を集めるようになる。中でも空海に深く帰依したのは後白河法皇の皇女である宣陽門院(1181年 - 1252年)であった。宣陽門院は霊夢のお告げに従い、東寺に莫大な荘園を寄進した。また、「生身供」(しょうじんく、空海が今も生きているがごとく、毎朝食事を捧げる儀式)や「御影供」(みえく、毎月21日の空海の命日に供養を行う)などの儀式を創始したのも宣陽門院であった。空海(弘法大師)が今も生きているがごとく朝食を捧げる「生身供」の儀式は、21世紀の今日も毎日早朝6時から東寺の西院御影堂で行われており、善男善女が参列している。また、毎月21日の御影供の日には東寺境内に骨董市が立ち「弘法市」「弘法さん」として親しまれている。

中世以後の東寺は後宇多天皇・後醍醐天皇・足利尊氏など、多くの貴顕や為政者の援助を受けて栄えた。文明18年(1486年)の火災で主要堂塔のほとんどを失うが、豊臣家・徳川家などの援助により、金堂・五重塔などが再建されている。何度かの火災を経て、東寺には創建当時の建物は残っていないが、南大門・金堂・講堂・食堂(じきどう)が南から北へ一直線に整然と並ぶ伽藍配置や、各建物の規模は平安時代のままである。

2009年02月26日

ゲッターロボG

武蔵の犠牲と共に恐竜帝国は滅び、地上に平和が戻ったかに見えた。だが、この時を待っていたかのように新勢力百鬼帝国が科学要塞島を浮上させ侵略を開始した。「鬼」と呼ばれる亜人類で構成された百鬼帝国は30年前に成立した軍政国家で、ひそかに世界征服の機会をうかがっていたのだ。この事態を予兆していた早乙女博士は新早乙女研究所と新ゲッターロボを開発。車弁慶を新パイロットに迎え、百鬼帝国の討伐に向かわせた。

巴武蔵によるゲッター炉暴走によってメカザウルスの大半を失うも、恐竜帝国は勝利をおさめる。しかし戦死した武蔵の本当の狙いは新ゲッターロボ完成までの時間を稼ぐことだった。ゲッターチームは恐竜帝国への反撃を行なう。帝王ゴールは反撃を試みるも、新ゲッターロボのパワーはすさまじく残りのメカザウルスもことごとくやられてしまう。バット将軍は帝国の中枢マシーンランドをマグマ層に沈める決断を下す。恐竜から進化したハ虫人類には冬眠の時期が来ていたのだ。追いつめられた帝王ゴール。まさにゲッターロボGと刺し違えんとした瞬間、ゴールを倒す謎のメカがあった。それは百鬼帝国の百鬼獣だった。恐竜帝国にかわり地上侵略を行なうと宣戦布告したブライ大帝に対して、武蔵に代えて新しく車弁慶を加えた新ゲッターチームの新たな戦いの火ぶたが切って落とされた。

学年誌連載版
巴武蔵による特攻で恐竜帝国は滅びる。しかし恐竜帝国にかわり地上侵略を行なうと宣戦布告したブライ大帝率いる百鬼帝国が登場。車弁慶を加え新たな力ゲッターロボGで地球を守るのが新ゲッターチームの使命となった。

プロット、ギミック
アニメ・漫画共通プロット
ブライ大帝率いる新たなる敵、百鬼帝国は頭に角を持つ鬼の集団である。起源は不明。
鬼は伝説上の鬼と同じで、地上に存在していたミュータントのようなもの。
百鬼帝国には生まれながらの鬼と、人間に角をつけるなどの改造を施して誕生した元人間の鬼がいる。
アニメ版のみのプロット、ギミック
百鬼帝国は海底、海上を自由に動ける科学要塞島を本拠地とする。
漫画版のみのプロット、ギミック
百鬼帝国の科学要塞島は宇宙に行ける。
アトランティス帝国という新勢力が百鬼帝国とゲッターチームと三つ巴となるが、アトランティス帝国の最終兵器ウザーラがゲッターチームの新戦力となる。
ブライ大帝が送り出す百鬼獣の攻撃により、日本はやがて百鬼帝国の手に落ち、もはや人類の運命はこれまでと思われたが、ゲッターロボGとの大気圏外での戦いでブライは敗れ、百鬼帝国は宇宙の塵と化した(一部漫画版の描写、大気圏外での戦いにはアトランティス帝国の遺産ウザーラが協力する)。
後年の書きおろしで建国の真相が明らかにされた。

初期案
ゲッターロボからゲッターロボGへの移行の際に巴武蔵が戦死することが重要なポイントとなっているが、初期案では(原作者の一人永井豪が、真面目過ぎておもしろくないと不満に感じていた)流竜馬も死ぬことになっていた。新キャラクターは来栖丈(くるす・じょう)と決まっており、その登場が本作への伏線となる予定だった。当時の企画書によれば、来栖丈の父親の来栖博士は早乙女博士とともにゲッター線の研究をしていたが病死してしまった。しかし死の間際に丈にドラゴン号の設計図を託す。早乙女研究所にやってきた丈は父親の遺言ということでしかたなく研究所で暮らしていたがゲッターの戦いには協力せず反発さえした。ゲッターチームともたびたび衝突したがその運動能力は隼人や竜馬をも上回っていた。そんな折に恐竜帝国の総攻撃を受け、ムサシが立ち往生の形で戦死、ハヤトも重傷を負う。一人残った竜馬はゲッター線爆弾を積んだイーグル号で特攻し恐竜帝国を退ける。その死に様をみた丈は竜馬の代わりにドラゴン号に乗ることを決意、また研究所のそばに住み付いていた珍発明家、大枯文治(おおがらし・もんじ)もゲッターチームに志願して新ゲッターチームが出来上がる。

この初期案によると新ゲッターはイーグル号をドラゴン号に入れ替えるだけでジャガー号、ベアー号は改造・強化という案になっていた[1]。

登場人物
ゲッターチームと関係者
流竜馬
声:神谷明
ドラゴン号及びゲッタードラゴンの操縦者。愛称はリョウ。前作に比べ、大らかな一面を見せるようになる。
神隼人
声:山田俊司(現キートン山田・ナレーターも)
ライガー号及びゲッターライガーの操縦者。クールな性格は相変わらずだが、独断専行は影を潜めるようになった。
車弁慶
声:八奈見乗児
ポセイドン号及びゲッターポセイドンの操縦者。子どもや動物を可愛がる、大らかな性格。
早乙女博士
声:富田耕生
早乙女研究所の所長。
早乙女ミチル
声:吉田理保子
早乙女博士の娘で、レディコマンドの操縦者。
早乙女元気
声:菊池紘子
早乙女博士の二男。
早乙女和子
声:菊池紘子
早乙女博士の妻。
ジョーホー
声:富田耕生
大枯文次
声:矢田耕司
浅太郎
声:緒方賢一
神明日香
声:菊池紘子

百鬼帝国
ブライ大帝
声:八奈見乗児
アニメ版
百鬼帝国を統率する冷酷非道の大帝。恐竜帝国滅亡を機に、世界征服のための侵略作戦を号令。百鬼メカと百鬼兵士の大量生産のためにゲッター線増幅炉を欲し、早乙女研究所攻略を至上命令としている。
その出自は作中では明言されなかったが、学年誌『小学二年生』の特集記事によると、少年時代、ある日突然に角が生えてきて超能力を得たミュータントで、自作のロボットに命じて自身をサイボーグにしたらしい。
漫画・少年誌版
百鬼帝国を統率する冷酷非道の大帝。漫画版『ゲッターロボ』終盤にて、恐竜帝国に大打撃を与え、マグマ層への撤退を確認後、日本侵略を号令する。
元は人間で、三流の科学者だった。しかし、北極での未確認飛行物体の調査にて、物体内部で改造される。その際に何者かの意志を継ぎ、ゲッターロボを倒すために百鬼帝国を築き上げた。
漫画・学年誌版
基本的にアニメ版に準じている。ただし、『小学三年生』では恐竜帝国を侮蔑する描写があった。また、地球全体の危機に自らゲッターチームへ共闘を申し出るなど、度量の広い面もある。
ヒドラー元帥
声:緒方賢一
アニメ版
百鬼帝国の軍事部門の最高責任者。冷酷、狡猾で、目的達成のためには味方を犠牲にすることを意に介しないばかりか、自己の栄達・保身のために有能な味方を姦計で陥れることも(11話)。
名前、風貌ともにアドルフ・ヒトラーに酷似しているが、劇中ではヒトラーとの関連については語られていない。
漫画・少年誌版
アニメ版と同様の冷酷、狡猾さを発揮するが、有能な味方を陥れるエピソードは無かった。
ジェット要塞と多数の百鬼獣を率いてアンドロメダ病原菌を入手しようとするが、ゲッターにより全滅させられた。
グラー博士
声:矢田耕司
アニメ版
百鬼帝国の科学・兵器開発部門の最高責任者。他にも、侵略作戦の立案にも携わる。
漫画・少年誌版
アニメ版と同様、科学・兵器開発の指揮を執っていた。
『ゲッターロボサーガ』の加筆にて、最終兵器「百鬼羅王鬼」に乗り込んでゲッターに挑戦する。
百鬼帝国兵士
「○○鬼」と呼ばれ、自らの名にちなんで「メカ○○鬼」と称せられる戦闘用巨大ロボットに搭乗して作戦を指揮するエリート兵士と、戦闘機や車両に搭乗、あるいはその他の作戦行動に従事する一般兵士に大別される。
高度な知能を持たない生物兵器であった恐竜帝国のメカザウルスと異なり、敵ロボットもゲッターと同様「人間」が操縦するという設定は、本作品に「戦争ドラマ」としての深みを持たせるのに貢献している。
ジライ将軍
アニメ版
第11話登場(回想のみ)。百鬼帝国の将軍。
「軍神」と称えられるほどの優れた軍人で、専用の要塞島を有していた。しかし、元帥の地位を脅かされることを嫌ったヒドラーにより、謀反の罪を着せられて処刑された。
漫画・少年誌版には登場しない。
漫画・学年誌版
基本的にアニメ版に準じているが、細部の描写が異なる部分がある。
竜二(魔王鬼)
隼人の従兄弟。嘗ては隼人の部下として学生運動グループ「革新派」に参加していた。リーダー願望が強く、知力も運動能力も非凡だが、本質的には気弱である。
隼人がゲッターチーム入りして以降、政府からの弾圧が強化され、組織を維持できなくなり百鬼帝国の下に付いた。自身がリーダーに不適格であることを自覚しており、隼人の復帰を誰よりも望んでいた。そのため、ゲッターロボを破壊することで、洗脳を用いずに隼人を組織に復帰させようとする。そのことを皮肉る隼人を、「リーダーの癖に途中で逃げ出した」と非難する。最期は隼人のゲッターライガーによってグループごと葬られる。
十方鬼
「最高の鬼」と賞されており、ブライ大帝を東京上空まで呼び出すことの出来る存在。
『週刊少年サンデー』連載時はブライ大帝の長男(つまりは王子)ということになっており、彼の戦死を受けて百鬼要塞島が動き出すページがあったが、近年の単行本ではカットされている。
アニメ版の最終話にも同名の鬼・メカが登場するが、登場シーンも短く、ストーリー上の重要な役割もない。
三餓鬼
リーダーの一本鬼および、二本鬼、五本鬼の三名で構成された精鋭部隊。三人兄弟でもあり、抜群のチームワークを誇る。
ウザーラ奪取の任務を受け、それぞれ同名の百鬼獣を駆って出撃。一本鬼と二本鬼はウザーラに、五本鬼はゲッタードラゴンに倒される。
特殊部隊ミノビ
作中にはリーダー格の壮年兵士1人と、青年兵士2人、百鬼獣一体が登場。
ブライの特命を受け、細菌兵器をもってウザーラに侵入し、これを散布した。現代人には発病しないほどの弱い細菌だが、耐性の無いアトランティス人には充分な効果を発揮した。しかし、アトランティス人からの拘束から解放されたゲッターチームにより、返り討ちにされる。最後に残されたリーダーは百鬼獣でウザーラに挑むが、復活したゲッターに倒される。
はにー ファイバ ていん| ジェス オフス たけざお おはじき 一等星 アップ ファー イコノロジー プロテイ ローカル シンプ けん蔵 フリース メモリー はこだて マルチ パルプ シェーバー トライアン ミンク ブティッ 翠の月 ゲスロ コピペ シエラ ネガティブ ずいき ゼンマイ きない トロッ デニール プロデビー ハネム オフタ リヤカー ドーミー カーウォ ボーイ 三和音 ゾル ぎぼう 大逆転 小さい魔女 ソダラ 夢列車 ゴスロ マジッ

その他
アトランティス人
漫画・少年誌版にのみ登場。超古代において、現代以上の優れた科学力を誇っていたが、病原菌に対する抵抗力が低い。
宇宙から飛来した伝染病によって大打撃を受け、生き残った者たちは守護神ロボット・ウザーラの内部でコールドスリープしていた。
現代にてウザーラが復活した後は、数名がコールドスリープから覚醒し、自分達に戦いを挑んできたゲッターチームを捕縛した。
彼らの身体は既に病魔に蝕まれており、竜馬達の身体を乗っ取ろうとするが、百鬼帝国がばら撒いた細菌と爆弾によって全滅。死ぬ間際に、ウザーラをゲッターチームに託す。

主な登場メカ
ゲッターロボG
ドラゴン号、ライガー号、ポセイドン号の3機のゲットマシンが合体する巨大ロボット。3機の組合せでゲッタードラゴン、ゲッターライガー、ゲッターポセイドンの3タイプがある。宇宙開発用に設計された初代ゲッターロボと違い、はじめから戦闘用ゲッターロボとして開発されている。劇中では、劇場作品『決戦! 大海獣』とOVA『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』でのみ「ゲッターロボG」と呼称される。動力源はゲッター線エネルギー。ゲッター線増幅装置を搭載し、初代ゲッターロボの10倍の出力を誇る(アニメ版では頻雑にエネルギー切れを起こしていた)。各ゲットマシンはより鋭角的なデザインとなり、リフティング・ボディ機であった旧ゲットマシンよりも機体が大きくなった。また大型の補助翼が装備された。操縦席は機体先端に配され、合体時各ロボ形態の口元がキャノピーとなり、直接視認のための視野を確保している。
全高:50メートル、重量:330トン(3形態共通)。ただし、1999年にリリースされた総集編『ゲッターロボGメモリアル』内のナレーションではゲッターポセイドンのみ全高45メートルと紹介している。
ゲッタードラゴン
ドラゴン号が頭部と胸、ライガー号が胴体と腕部、ポセイドン号が脚部を構成。空中戦および基本形態で唯一ゲッタービームを照射できる形態。最高飛行速度はマッハ4。初代ゲッターロボでは腹部だったゲッタービーム(4万度にアップ)発射口は頭部に移っている。他にゲッタートマホーク(ゲッター1のトマホークは片刃だが、こちらは両刃)などの武装を扱える。なお、スーパーロボット大戦シリーズでは武装自体がダブルトマホークとなっているが製作スタッフの勘違いで、本遍(アニメ)では武装自体はゲッタートマホークであり、通常ダブルトマホークとはゲッタートマホークの二刀使用を指す(ゲッター1も同様である)。2本同時に投げる時にダブルトマホークブーメランと呼ばれていた(OVAでは、1本でもダブルトマホークである。真ドラゴンのトマホークもダブルトマホークと呼ばれている)。他には柄の部分を長くしたロングトマホークもある。両腕脇の鋸状の部品は、回転するスピンカッターに強化されている。アニメ版中盤から最大の必殺技「シャインスパーク」(「ゲッターシャイン」と呼ばれる高エネルギー発光を起こし、それを敵にぶつける)が追加された。これは全エネルギーを放出するため、一回の出撃において一度しか使えない最強の武器である(劇中レディコマンドにエネルギー補給を受けて2度使った回があった)。また、発動には3人のパイロットが同時にペダルを踏まねばならず、10分の1秒のズレでも技は発動せず、しかもエネルギーは使い切ってしまう。この武装は当初アニメ版のみのオリジナル技だったが、少年誌漫画版でも最終回で使用された。スーパーロボット大戦シリーズで装備されている「ゲッターレーザーキャノン」は原作『真ゲッターロボ』が初出である。
なお、序盤では前作のゲッター1同様に敵との出会い頭にゲッタービームを撃つが効かずに、敵の反撃を受けて墜落する描写が時折見られるが、次第に影を潜めていく。
ゲッターライガー
ライガー号が頭部と胸、ポセイドン号が胴体と腕部、ドラゴン号が脚部を構成。地上・地中用で右手がドリルアームとマニピュレーターに切り替えられる。左手のアンカーはチェーンで飛ばすこともでき、開くと中からライガーミサイルを発射できる。固有の必殺技として超高速移動で敵を幻惑しとどめを刺すマッハ・スペシャルを持つ。これはゲッター2のゲッタービジョン(最大速度マッハ5)より速度は落ちるが(マッハ3)空中でもこの技の使用が可能となっている。名前はライオンとタイガーの交配種「ライガー」から。ゲッターライガーもはじめから飛行可能であり、マッハ・スペシャルの応用で短時間ならマッハ4で飛ぶことも出来る。OVAでは、左手のアンカーとドリルが共用になっており、右手は変化しない。アンカーとドリルが共用のため、ゲッターミサイルを発射することができないが、チェーンで飛ばす機能はそのままである。なお、最終決戦では百鬼帝国に捕らわれている隼人に代わりミチルが操縦している。
ゲッターポセイドン
ポセイドン号が頭部と胸、ドラゴン号が胴体と腕部、ライガー号が脚部を構成[2]。背中にストロングミサイルを備えている。水中用で指先からフィンガーネットを放ち敵をからめとり、首の付け根に隠された大型ファンで生み出される猛烈な水流、ゲッターサイクロンでとどめを刺す。通常は二本足だが不整地では膝から下がキャタピラに変化する。作中で使われたことはないが、スーパーロボット大戦シリーズでは、武蔵がゲッター3で使用していた必殺技「大雪山おろし」を使用可能で、弁慶が特訓することで習得する作品もある。後にポセイドンも飛行できるように改造が加えられ、飛行可能となった。また、OVAでは、ストロングミサイルを敵に直接叩き付ける荒業を披露している。
レディコマンド
ゲットマシンと同じデザインラインを持つ早乙女ミチルの愛機。偵察・援護用の機体である。前作最終回で武蔵がコマンドマシンで特攻したため新たに登場した機体(アニメ版)。コマンドマシンよりも鋭角的なデザインになっている。アニメ版ではゲッターロボGにエネルギーを補給する補給機の役割を果たしていた。

2009年02月10日

日本列島の東方、北方に住み

蝦夷(えみし、えびす、えぞ)は、日本列島の東方、北方に住み、日本人によって異族視されていた人々に対する呼称である。時代によりその範囲が変化している。近世の蝦夷(えぞ)はアイヌ人を指す。

語源については諸説あり、中に樺太アイヌのアイヌ語で「人」を意味する「encu」と同語源とするものもある。
ババロア フィラン マッチン ビジネス ハワイ ヒューズ ダグアウト マルチ プレムハブ スノーフ 流星群 にんきょう ミステ ぶんぶん ブラテ ハイヒール シングル ラバト ブルンジ バックオ ナッソー トラン ラムサー 鈴蘭 セラセラ つるみ マルセイ コピーイノ ゲーター ブラッド トパイ バーバレ パブリ レベニュ フォーム メタ いささや ハイウエイ ダルトン ハリアー ビーコン ガター サイドカー あぼがど ジンセン スプリング ユリノ ジャーゴン アニムス ビッドレ

古代の蝦夷ははじめ「毛人」と書いて「えみし」あるいは「えびす」と読み、7世紀から「蝦夷」と書かれるようになった。しかし、毛人や蝦夷にはえみしやえびすと通じる音がない。「毛」や「蝦」の字を用いたのは単なる音の転写ではなく、何らかの意味があると考えられる。ここで、毛人は蝦夷に体毛が多かったためだと解し、やはり体毛が多いアイヌと比べる説がある。蝦夷については、カイという音(アイヌ人はモンゴル人から「クイ」ロシア人からは「クリル」と呼ばれた)に通じる呼び名があったためとも、蝦(エビ)に似て髭が長かったためだとも推測される。ただし、これらは三説とも字を見て論じたもので、確かな証拠はない。蝦夷の「夷」の字は東方の異民族(東夷)に対する蔑称である。また、『続日本紀』文武天皇元年(697年)12月庚辰条には、越後国(後の出羽国を含む)に住む蝦夷を「蝦狄」(「えてき」)と称している。これは、東夷と同じく北方の異民族(北狄)に対する蔑称に由来していると考えられている。

平安時代後半頃から蝦夷を「えぞ」と読むようになった。読みの変化が指し示す集団の変化に対応すると考える説もある。 また、武光誠氏は、「えみし」とは本来は「勇士」を表す言葉だったという説を唱えている。大和政権が拡大するに従い、大和政権も異民族を服従させていることを当時の中国にアピールするため、「蝦夷」という悪字を当てるようにしたというものである。

えみし
古代の蝦夷(えみし)は、本州東部とそれ以北に居住し、政治的・文化的に、日本やその支配下に入った地域への帰属や同化を拒否していた集団を指した。統一した政治勢力をなさず、次第に日本により征服・吸収された。蝦夷と呼ばれた集団の一部は中世の蝦夷(えぞ)、すなわちアイヌにつながり、一部は日本人につながったと考えられている。 ただし、蝦夷(えみし)と蝦夷(えぞ)は、別ものである。蝦夷(えみし)と蝦夷(えぞ)は同じ漢字を用いていることから混同されやすいが、歴史に登場する時代もまったく異なり、両者は厳密に区別されなければならない。

「えみし」は朝廷側からの他称であり、蝦夷側の民族集団としての自覚の有無に触れた史料はない。蝦夷に統一アイデンティティーは無かったと解するか、日本との交渉の中で民族意識が形成されたであろうと想定するかは、研究者の間で意見が分かれている。

蝦夷「えみし」についての形式上最も古い言及は『日本書紀』神武東征記中に詠まれている来目歌の一つに愛濔詩として登場する。

えみしを ひたりももなひと ひとはいへども たむかひもせず
(訳:えみしを、1人で100人に当たる強い兵だと、人はいうけれど、抵抗もせず負けてしまった)
「愛瀰詩烏 田比人嚢利 毛々那比苔 比苔破易陪廼毛 多牟伽田比毛勢儒」[1]
しかし、この来目歌がどの程度史実を反映するものかどうかは判然とせず、またここで登場する「えみし」が後の「蝦夷」を意味するかどうかも判然としないため、古い時代の蝦夷の民族的性格や居住範囲については諸説があり確かなことはわかっていない。

5世紀の中国の歴史書『宋書』倭国伝に、 478年(順帝昇明2年)倭王武が宋 (南朝)に届けた上表文として以下の記述がある。

「昔から祖彌(そでい)躬(みずか)ら甲冑(かっちゅう)を環(つらぬ)き、山川(さんせん)を跋渉(ばっしょう)し、寧処(ねいしょ)に遑(いとま)あらず。東は毛人を征すること、五十五国。西は衆夷を服すること六十六国。渡りて海北を平らぐること、九十五国。」

「自昔祖禰躬環甲冑跋渉山川不遑寧處 東征毛人五十五國西服衆夷六十六國渡平海北九十五國」
これにより既にこの時代には蝦夷の存在とその支配が進んでいた様子を確認することが出来る。

蝦夷の生活を同時代人が正面から語った説明としては、659年(斉明天皇5年)の遣唐使と唐の高宗の問答が日本書紀にある。それによると、日本に毎年入朝してくる熟蝦夷(にきえみし。おとなしい蝦夷)が最も近く、麁蝦夷(あらえみし。荒々しい蝦夷)がそれより遠く、最遠方に都加留(つがる)があった。この使者の説明では、蝦夷は穀物を食べず、家を建てず、樹の下に住んでいた。しかしこのような生活は史料にみえる他の記述とも現在の考古学的知見とも矛盾し、蝦夷を野蛮人と誇張するための嘘と思われる。信憑性に欠けるこの説明から確実にわかるのは、都加留(津軽)が固有名をあげられるほどの有力集団として存在したことである。

7世紀頃には、蝦夷は現在の宮城県中部から山形県以北の東北地方と、北海道の大部分に広く住み、その一部は日本の領域の中にあった。658年には阿倍比羅夫が水軍180隻を率いて蝦夷を討っている。日本が支配領域を北に拡大するにつれて、しばしば防衛のために戦い、反乱を起こし、又国境を越えて襲撃を行った。最大の戦いは胆沢とその周辺の蝦夷との戦いで、780年に多賀城を一時陥落させた宝亀の乱の伊治呰麻呂、789年に巣伏の戦いで遠征軍を壊滅させた阿弖流為(アテルイ)らの名がその指導者として伝わる。日本は大軍で繰り返し遠征し、征夷大将軍坂上田村麻呂が胆沢城と志波城を築いて征服した。日本の支配に服した蝦夷は、俘囚と呼ばれた。

蝦夷は平時には交易を行い、昆布・馬・毛皮・羽根などの特産物を日本にもたらし、代わりに米・布・鉄を得た。

9世紀に蝦夷に対する朝廷(関西)からの征服活動は、現在の岩手県と秋田県のそれぞれ中部で停止した。しかしその後も、現地の官僚や俘囚の長たちは、蝦夷内部の紛争に関与し続け、地方権力から支配を浸透させた。こうして、東北地方では12世紀には蝦夷としての独立性は失われた。このころから蝦夷とは呼ばれず、夷俘、俘囚と記録されるようになった。

蝦夷の性格については、後のアイヌとの関係を中心に、江戸時代から学説が分かれている。蝦夷をアイヌ人とする蝦夷アイヌ説と、蝦夷を日本人の一部とする蝦夷辺民説である。現在では、考古学からする文化圏の検討と、北東北に分布するアイヌ語地名から、7世紀以降の蝦夷についてアイヌとの連続性を認める説が有力である。この場合、北海道から北東北にかけての広がりを持った擦文文化を担った人々こそが蝦夷であったとみなし、北海道の蝦夷はアイヌ人に継承され、東北地方の蝦夷と国内に移配された俘囚は日本人に合流したとされる。また、蝦夷がツングース系の北方民族と考える説がないわけではない。

しかし、文献史学の情報、考古学による発掘の進展などは擦文文化の広がりや実態、続縄文文化から擦文文化への、又擦文文化からアイヌ文化への移行過程がかなり複雑な様相を呈しており、前述の説ほど単純に割り切れるものではない事を浮かび上がらせつつあるため、単純にそのままの形では定説とみなされてはいない。従って『書紀』が語る東日本全域の蝦夷や、遡って縄文人・弥生人等との関係についての議論では、未だ確定的な説はない。

えぞ
中世以後の蝦夷は、アイヌを指すとの意見が主流である。(ただし中世の蝦夷はアイヌのみならず後に和人とされる渡党も含む。)13世紀から14世紀頃には、現在アイヌと呼ばれる民族と同一とみられる「蝦夷」が存在していたことが文献史料上から確認される。アイヌの大部分が居住していた北海道は蝦夷が島、蝦夷地などと呼ばれ、欧米でも「Yezo」 の名で呼ばれた。

アイヌ文化は、前代の擦文文化を継承しつつオホーツク文化と融合し、本州の文化を摂取して生まれたと考えられている。その成立時期は上記「えぞ」の初見と近い13世紀と見られており、また擦文文化とアイヌ文化の生活体系の最も大きな違いは、日本からの移入品(特に鉄製品)の量的増大にあり、アイヌ文化は交易に大きく依存していたことから、アイヌ文化を生んだ契機に日本との交渉の増大があると考えられている。具体的には奥州藤原氏政権の盛衰との関係が指摘されている。

14世紀には、「渡党」(北海道渡島半島。近世の松前藩の前身)、「日の本」(北海道太平洋側と千島。近世の東蝦夷)、「唐子」(北海道日本海側と樺太。近世の西蝦夷)に分かれ、渡党は和人と言葉が通じ、本州との交易に従事したという文献(『諏訪大明神絵詞』)が残っている。また、鎌倉時代には津軽地方の豪族である安東氏が、幕府の執権北条氏より蝦夷管領(または蝦夷代官)に任ぜられ、これら3種の蝦夷を統括していたとする記録もある。

15世紀から16世紀にかけて、渡党を統一することで渡島半島南部の領主に成長していった蠣崎氏は豊臣秀吉・徳川家康から蝦夷地の支配権、交易権を公認され、名実共に安東氏から独立し、江戸時代になると蠣崎氏は松前氏と改名して大名に列し渡党は明確に和人とされた。

先住民族
縄文人
アイヌ
アラハバキ (荒覇吐)
日高見国
陸奥国
雷神山古墳
遠見塚古墳
胆沢盆地
仙台平野
大和王権
応神天皇
仁徳天皇
蘇我蝦夷
蝦夷征討
鎮守府
国府
郡山遺跡
多賀城
胆沢城 
紫波城
移配
熊襲
征夷大将軍
道南十二館
隼人
渡党
別所
アテルイ
光仁天皇
桓武天皇
坂上田村麻呂
末期古墳

2009年01月24日

業務の範疇を超えて継続的に、人格と尊厳を傷つける


大和撫子 きゃく サバンナ スキニー 情熱支援 ジャング ナリー ハンドカ ヒットパレ シリング ファンキー サーモス カペラ サラリー ニッケ フリフリ シュプネ ルサン レセプト パング テーション ジェロ スイス イライン おりあお パラシ バーゼル 夢街道 桜雨1押 ノート ワスレ どんしゅう プリン ジャスラック レア日本 永遠偉 白い街 パイロット ブイディ ストーブ チャウダ トカラ 管弦 アビブ スター スティック オモ モカ モンタナ ほうすう
パワーハラスメント(Power harassment)とは、日本語で権力や地位を利用した嫌がらせという意味で用いられる言葉である。会社などで職権などの権力差(パワー)を背景にし、本来の業務の範疇を超えて継続的に、人格と尊厳を傷つける言動を行い、就労者の働く環境を悪化させる、あるいは雇用不安を与える行為である。

岡田康子(本問題のコンサルタント 株式会社クオレ・シー・キューブ代表)が2002年秋頃に造語した和製英語であるが、現在では過労死(karoshi)と共に日本の労働問題から発生した言葉の一つとして、海外でこの言葉が用いられる事も見られる。

今までは「上司の部下に対する指導」という名目で表面化することは極めて稀であったが、ここ最近ではクローズアップされ、問題となっている。

一般的には、役職などが上層の者が下層の者に対して、あるいは正規雇用者(正社員)が非正規雇用者(アルバイト・パート)に対して、その地位と職権を利用して嫌がらせをすることと考えられているが、専門力を利用すれば、部下から上司へ、或は同僚から同僚へ、年上の後輩から年下の先輩へ、年上の同僚から年下の同僚へも起こりうる。パワーハラスメントは略して「パワハラ」という。「ボスハラスメント(ボスハラ)」と呼んでいる人もいる(永井隆雄)。欧米では、モラルハラスメントとして、英語ではブリー( Bully )という表現が一般的である。教育機関において教育者(教師や大学教授)から生徒や学生へ起こりうるものはアカデミックハラスメントという。

セクシャルハラスメントが性別をもとにしているのに対して、パワーハラスメントは性別にかかわらず起こるものであり、その理由が会社の「リストラ」によるものであったりすると、対象者がある条件を持つもの(例:労働組合の加入者等)に限定され、別の問題をはらむこともある。そして、その被害者は精神的な傷害を被ることが多い。

しかし、男女間でのパワーハラスメントの中には性的ないやがらせが多く存在するために、パワーハラスメントの概念内にセクシャルハラスメントの概念も含まれると言ってよい。かつては多くの職場は圧倒的に男性優位で、女性は出世コースから排除されていたため、男性上司から女性への交際の強要や性的な接触がしばしば起こり、かつてはこうした行為をなかば当然視し、女性が訴えても周囲からは女性が悪いとみられる風潮があった。このため女性が退職に追い込まれることも多く、こうしたケースが「セクシャルハラスメント」として問題になり、現在では是正されつつある。

主な例として、特定の部下[1]を標的に執拗で無理な要求をさせる、言葉や態度による暴力、罵倒や冷遇、退職勧奨や退職強要などがあげられ、それが原因で職場いじめに発展する場合もある。また、教育や研修という名目で行われる場合もある。受け手にとって嫌がらせであると判断されれば問題として表面化する可能性もあるが、そうでない場合には、被害者がうつ病、PTSDといった精神疾患を発症したり、退職を余儀なくされてしまう場合もある。最悪の場合、自殺に追い込まれてしまう事も少なくはない。

対処法
現状では具体的な対策が取られる事はほとんど無く、概念が広く認知されているとも言い難いため、被害に遭っている本人もそれがパワーハラスメントだと認識していなかったり、加害者にも自覚が無いケースが事が多い。

セクハラが男女雇用機会均等法によって規制、意識の浸透が行われたことから、職場のいじめを少なくするためにパワハラも法律による規制が必要、と言う意見がある[2] 。

この記事や節の内容に関する文献や情報源を探しています。出典を明記するためにご協力をお願いします。

興和創薬における、パワーハラスメントが原因とされる男性会社員の自殺事件について、自殺の原因は上司の暴言にあったとして、東京地裁が初の労働災害認定を行なった。労働基準監督署が労災として認めなかったため争われていた裁判だが、この事件がパワーハラスメントに起因する自殺を労災と認めた初の司法判断となった。
西日本旅客鉄道をはじめとする鉄道会社数社ではミスを犯した運転士や車掌に対して「日勤教育」が行われていた(詳細は日勤教育を参照)。教育というよりパワハラに相当するものであり、2005年のJR福知山線脱線事故で事故死した運転士も日勤教育を受けていたという。この事故以前には50秒の遅れが原因で日勤教育を受けさせられ自殺した運転士もいた。日勤教育に類似するものには、以下のものがある。
名古屋市営バスでは「リフレッシュ研修」という、日勤教育に類似する行為が行われていた。それ以前にはパワハラが原因で焼身自殺した運転士もいた[3] 。
日本郵政では「訓練道場」という、ミスを犯した郵便局員に対して行われる。
鹿児島県の曽於市立南之郷中学校では女性教諭が専門外の教科を押し付けられ、指導力不足教員に認定されて研修中に父の実家で自殺。彼女のパソコンにはパワハラを訴える旨の文書が残されていた。
千葉市立山王中学校では男性教諭が校長からの罵言が原因で自殺。直後に他の教諭も校長から罵言を浴びせられていた事が発覚。その後校長は休職し、一般教諭に降格処分された。
高崎経済大学では、できそうにない量の課題を課した上にメールで度々提出を求め、未提出の場合の留年処分を予告された挙句、自殺直前にもメールでのやりとりを行い自殺を仄めかす内容のメールが送られことが原因で経済学部2年生の女子学生が自殺に追い込まれた。これが原因で准教授が懲戒免職、管理責任者の学長と学部長が減給1ヶ月の処分を科された。懲戒免職処分となった准教授は、処分を不服として現在も大学側と争っている[4] 。
串岡弘昭はトナミ運輸時代、内部告発が原因で研修所に異動後は雑用を強いられたうえに昇給すらなく、暴力団からも脅迫され、冷遇されたとして2002年には訴訟を起こしている。
茨城県水戸市のアカス紙器では知的障害者の従業員に対する虐待が日常的に行われていた。さらに不正受給も発覚(詳細は水戸事件を参照)。
ヨドバシカメラ上野駅前店(現在閉店)では携帯電話売場担当の派遣社員に対する暴行事件があった。後に提訴され、賠償命令を受ける。更にこの派遣が違法な二重派遣(→派遣)だった事が判明、文書で行政指導を受けた。
前田道路の社員だった男性(当時43歳)は、愛媛県内の同社営業所に勤務していた2004年7月ごろから、四国支店(高松市)の上司に何度も呼び出され「この成績は何だ」「会社を辞めれば済むと思っているんじゃないか」などと叱責され、同年9月に自殺。新居浜労働基準監督署は、これを労災と認定し、遺族側に通知した。自殺した男性は、パワーハラスメントを受けていただけでなく、下請け会社への未払いの工事代金まで家計から穴埋めしていたという[5]。

パワーハラスメントに関する作品
この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
聖者の行進 (テレビドラマ) - 障害者の従業員に対する虐待シーンがあり、物議をかもした。
女王の教室 - 指導力不足教員に認定された教師が研修施設で嫌がらせを受けるシーンがある。
電車男 (テレビドラマ) - 主人公が勤務する会社で上司や先輩OLにいじめられるシーンがある。
ハケンの品格 - 正社員が派遣社員に対する冷遇シーンがある。
ラスト・フレンズ - 主人公が勤務する美容室で先輩にいじめられるシーンがある。

^ 気に入らない部下や後輩が標的となる。
^ 『悲惨さ増す職場のいじめ 「見た・相談受けた」8割』2007年12月13日付配信 産経新聞
^ 毎日新聞 2008年2月11日
^ 読売新聞 2007年4月10日
^ 読売新聞 2005年10月28日

関連項目
いじめ
職場いじめ
職員室のいじめ
嫌がらせ
パシリ
シカト
逆ギレ
モラルハラスメント
セクシャルハラスメント
アルコールハラスメント
スモークハラスメント
アカデミックハラスメント
ドクターハラスメント
ブラック企業
体罰
企業内教育
自殺
過労死
労働災害
強制労働
退職勧奨
退職強要
リストラ
リストラ教育
スパルタ教育
日勤教育
訓練道場
水戸事件
横山やすし - 吉本興業在籍時、弟子に対し理不尽かつ身勝手な指導をしていた。
派遣社員
永井隆雄 - NHKなどに出演、識者として知られる。

2009年01月17日

カレワラ

『カレワラ』(『カレヴァラ』) (Kalevala) はフィンランドの民族叙事詩。19世紀に医師エリアス・リョンロート(Elias Lönnrot, 1802年4月9日 - 1884年3月19日)によって民間説話からまとめられた。フィンランド語の文学のうち最も重要なもののうちの一つで、フィンランドを最終的に1917年のロシア帝国からの独立に導くのに多大な刺激を与えたとされている。名称は「英雄の地」の意。

リョンロートによる『カレワラ』は、1835年に2巻32章からなる叙事詩として出版され、当時の知識人階級に大きな衝撃を与えた。その後、それを増補し、1849年には全50章からなる最終版として出版した。

フィンランドの作曲家、特にジャン・シベリウスなどは、『カレワラ』に影響を受けた音楽を多数作曲している。
トロラン マケド サイフォ 支援ハム ファー キール ジェット レーダー ロールオ デイゲ モール かでな ルーレット タラソテ アーク コート ユークリッ さがほのか ピュービッ チリメン マーク リスク シルク カーゴ 未来の地図 ほこた クローズ ナチズ リバイ スベタパ イヌホ 一所懸命 リズミカル ジンマオ 星空の ロマンチスト ヒメジョオ ケジャン フェースラ デコサ タート ニンフ パラフェニ 浮草の宿 プレイボ カミーン チボール かせい アイト ユキモチ

フィンランドに独特の伝説や伝承が多数存在することは17世紀ころから知られ始め、18世紀には多くの研究が行われるようになった。1809年、フィンランドがロシア帝国に編入されたことを契機に民族意識が高まり、民族に特有の伝承が、固有の文化として認識されるようになった。

そうした中、エリアス・リョンロートがこの分野の研究を始めた。まず1827年に「ワイナミョイネン・古代フィン人の神格」という論文を発表。その頃から民族詩の採集旅行を行った。何度かの旅行の後、北フィンランドのカヤーニに医師として赴任、そこを本拠地に歌謡の収集を精力的に行った。1833年、アルハンゲリスクのブオッキニエミで大量の歌謡を採集した。これによってサンポにまつわる物語の大部分がそろい、彼はこれにレンミンカイネンの物語と結婚歌謡をまとめ、「ワイナミョイネンの民詩集」として発表した。これは後に「原カレワラ」と呼ばれるようになった。

彼は翌年もその地を訪れて多くの歌謡を収集し、原カレワラを補修改訂して「カレワラ・フィンランド民族太古よりの古代カレリア民詩」を発表(1935年)、これは「古カレワラ」と言われる。彼はその後、調査地域を広げ、ラップランドや南カレリア、イングリアなどからも民詩を採集、それまでのものを見直し、拡充して「新カレワラ」を1849年に発表した。これが現在カレワラとして知られているものである。

カレワラはフィンランドの伝承に基づくものではあるが、口承そのままではない。リョンロートは、それらの歌謡や民詩を適当に取捨選択しただけでなく、全体がひとつながりの物語となるように配置し、互いの整合性や連続を持たせるように編集したり、名前を変えたり、時には自分で創作した詩句によって埋めたりもしている。カレワラ全体における彼の創作は、一説によれば約5%と言われる。

この点については、やや注意を要する。芸術作品として見る場合、このことはなんら問題ではない。彼の創作した部分も違和感なく全体に収まっているとの評価である。ただし、そのためにストーリー展開に無理が生じている部分もある。たとえば結婚歌謡の部分など、物語としてはイルマリネンが遂に嫁をもらえて、それをつれて実家に帰るだけの部分に5章も費やしている。これは民謡を採取保存するという目的にはかなっているが、物語の展開としてはくどく感じられる。他方、これを神話や伝承として見る場合には、場合によっては本来の意味と異なっている場合が少なくない。そのような観点から、カレワラを民俗誌として読むときには、上記の点に留意しておかねばならない。

登場人物
カレワラには実に多くの名前が登場する。なかには一度だけ登場するものもあり、何度もあちこちに顔を出すものもある。人間のように扱われているものもあれば、神、あるいは精霊として扱われるものもある。なお、カレワラでは口調を整える目的もあり、固有名詞に対してお決まりの簡潔な形容が二つ名前のようにつく例が多い。以下、各論において名前の後の「」がそれである。訳は参考にあげた岩波文庫版(小泉訳)による。

神的なもの
神として名が出るのはウッコである。

ウッコ
「至高の神」
このほかに明確に神として名の出るものはいない。

明らかに人間ではなく、より神に近い存在としては、大気の乙女や水の乙女として時々姿を現す女性たちがある。イルマタルの他にも、例えば鉄の起源の呪文にも3人の乙女がその乳を零したものが鉄となったとの言葉がある。

イルマタル
ワイナミョイネンの母。「大気の乙女」であったが海に降りて彼を生んだ。
悪魔に近い扱いをされているのがヒーシである。

ヒーシ
本来は犠牲を捧げる森のことであったらしいが、次第に人の近寄れない森、恐ろしい場所、と云ったふうに意味が変わり、人に悪さをする存在を意味するようになったようである。

人間的なもの
主要な登場者は人間のように描かれながらも超人的な能力をもつ。特に全編を通じて主役格を張るワイナミョイネン、イルマリネン、レンミンカイネンは、人びとの中で人間のように暮らし、嫁を求めたりするが、普通の人のできないことを行い、時には多くの人間を率いて活動する。この範囲では人間の中の英雄と見ることができる。他方で魔法の力などにおいては超人的なものがあるが、この物語の中では一般の人びとも魔法を使うから、特に非人間的特徴と見なすことはできない。

しかし、例えばイルマリネンは天の覆いを打ち出したと言われるように、この三者の業績とされるものには創世に関わるような神の業に近いものが含まれている。これらについては、カレワラを神話と見るか、伝説と見るかで判断が分かれる。前者的な立場で見れば、これらの登場者は神であり、自然現象などの象徴であると見なせる。後者の立場に立てば、これらの人物の多くは人間であり、実在の人物や複数の人物を元に創造されたものと考えられる。実際にはこのどちらであるかは論の分かれるところが多い。